ヤマハのSGが弾きづらくてストラトを買った話

長年愛用してきたヤマハのSG1000というギターですが、ここの所本当に弾きづらいギターだなと思うようになってしまいました。

買ったのは15年前なのですが、弾きづらいと思ったきっかけもかなり前の話で、ギブソンのレスポールを買った8年くらい前になります。買った当初はそんなに弾きづらいと思ったことはなくて、音は気に入っていたし、すごく満足していました。

実はヤマハのSGを買いに行った時、本当はギブソンのSGが欲しいと思っていたのです。本当に欲しいのはレスポールだったのですが、でも高いので、SGならまだと思って、楽器屋に行きました。楽器屋で当然試奏するのですが、ヤマハのSGを弾いてもちょっと良さが分からなくて、ヤマハのSGも置いてあって弾いたら、こっちの方が良い音だなと。何ならレスポールよりも良い音だと思ってヤマハのSGを買ったのでした。当時はイースタンユースにどハマりしていたというのもあったかもしれません。

それだけ気に入っていたヤマハのSGなのですが、しばらくしてギブソンのレスポールを買いました。このレスポールも何とも言えず良い音で、今もメイン機なのですが、値段は20万越えで、今思ってもよく買ったなと思っています。そしてレスポールをしばらく弾いていて、ふとヤマハのSGを弾いて見ると、とてつもなく弾きづらいのです。下手したら弾けないレベルで。座ってなら弾けなくはないけど、立ったらマジで弾けませんでした。立つとヤマハのSGは下に傾いてしまうのです。一応ギターを右側に構えることで回避できることは発見できましたが、それにしてでも弾きづらいのです。

今思うと、元々自分は猫背で、ヤマハのSGは猫背になれば弾けるのですが、レスポールを買った時、猫背を治そうと意識してた頃で、ヤマハのSGは背筋を伸ばすと弾きづらいギターになるんだと思いました。イースタンユースの吉野さんもギター猫背で弾いてることもありますし、猫背の人なら大丈夫なギターなのかもしれません。しかし猫背でギター弾いてる自分の姿というのは何とも言えずカッコ悪いものでして。やはり猫背は治すべきです。

そして最近、リモートの仕事場にギターを持ち込んで、仕事をサボっての合間にギターを弾くことが増えました。普段の練習をするときはギブソンのレスポールはちょっとまだ躊躇していて、ヤマハのSGで練習していたのですが、あまりに弾きづらくて、しまいには手首が痛くなったりしていて、これはもう前々から欲しかったシングルコイルのギターを買おうと決断して、テレキャスとかジャズマスターとかグレッチのP90のやつとか散々迷った挙句、ストラトを買ってしまいました。ストラトは軽いし、弾きやすいし、音も純粋なシングルコイルでいい音だし(ヤマハのSGはタップコイル式)で、まだ買ってそんなに経ってないですが、これも大満足のギターとなりました。手首の痛みも良くなってきましたし。これから大切に使っていきたいと思います。